2013年07月29日

 ある夏まつり

            朝鮮学校で飲む。



あか6.jpg

  (写真をクリックしてください大きくなります)



床屋で「こんな催しあるんだけど、興味あるんじゃない。」


とチラシを見せられた。



地域との交流や同胞たちの親睦のためいわゆるPTAの保母会的な会らしい。


学校のグランドに長テーブルやイスが設置され、周りでは○○地区△△地区などお母さんたちが料理の腕を競い合ってらっしゃる。


私もお母さん自慢のキムチやホルモンやきなどを購入して民族舞踊などを見て楽しい時間をすごした。




 


私の近くの長テーブルに、70代の女性と息子夫妻と孫の一家が席をとった。


その老女にみなさんが挨拶をしにくる。




若い夫妻が乳母車を押して挨拶にきた。


二人は深々と頭を下げた。


その頭の下げ方がゆっくりとして、気持ちのこもった印象を受け、この老女が尊敬されていることがわかった。




若い夫妻はまだ生まれたばかりの赤ん坊を老女に「抱いてください」と老女の腕にあずけた。


赤ん坊をあやしながら、この赤ん坊は誰のこどもなのか判断がつかないようで、そばにいる息子にたずねている。




近くにいた60代の女性が、「これは△町のFの孫の○○です、祝ってやってください。 」と説明をして、


「おお、△町のFの孫の赤ん坊か、」


老女は納得したらしくあらためて赤ん坊の顔をしみじみながめなおした。


その間にもお母さんたちが若夫婦のまわりに集まり、「Fの赤ちゃん?かわいい


と口々に赤ちゃんと若い夫婦を祝福のことばをかけた。




そんな関係の深さを久しぶりに見た。




私たちがわずらわしく感じ、捨ててきた昔の村社会をみるような気がした。


開拓民たちの固い絆を描いた映画を思い出した。




薄暮のあやうい色の空を、赤い提灯がゆらゆらと風にゆれている。


 町角_0043.jpg

posted by 川上哲也 at 12:46| 東京 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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