2011年11月24日

ホルモン  沼袋

ホルモン1.jpg
    (クリックすると大きくなります)



   近い!この近さがうれしい。


 


向かいのカウンターには6名分の席。

こちらと向いのカウンターの間は腰幅より少し広いくらいだ。

だから、他の店のコの字カウンターより、

向いの人の顔が手に取るように感じられる。

魅力的な娘さんが、向いのカウンターにいたら、

思わず触れて警察沙汰になるだろう。

そんな事件が起きないのが不思議くらいの距離なのだ。


 


なによりも、おかみさんがよい。

もつやき商売をやっていると思えない、静けさとつつましさ。

静かさではご主人もそうとうな小声。

一般的なもつやき店にある、大声、威勢良さがない。

一人の客が多いこともあり、

テレビや新聞を見ながらもつやきを食べる人が多い。

ある常連のお客は、

毎回、もつやきを食べながら文庫本を読んでいらっしゃる。


 


おかみさん、お湯割りレモンで、それとおしんこ。

私の好きな、レバーちょい焼き。

レバーの上に、すりしょうがとねぎをのせてあり、

店の雰囲気同様さっぱり系。

オッパイやあぶらなどの塩焼きなども好きだ。


 


此処のもつやきは、小ぶりだが新鮮。

それも1本から注文できる。

よく「5本セットで」という店があるが、

最後の5本目を食べるときは冷たくなっている。

1本からというのは手間がかかると思うが、

気持ちよく注文をうけてくれる。


 


店のとなりが銭湯なので、風呂上がりに一杯の客も多い。

湯上がりの客がおいしそうに飲む姿をみて、次のとき、

となりで風呂に入り飲んだ事もあった。

家のちいさな風呂とちがい、

銭湯のおおきな湯船でゆったりとお湯につかり、

湯上がりに飲むビールともつやきは本当にうまかった。


 


向かいのカップル、つるつるの顔に冷たいビール。

そしてアッツアツの数本のもつやき。

ちょっとしたシアワセの時間。


後ろには、見事な書き割りふう大ノレン。

素通しの、大きなガラス引き戸を通して、秋風にゆれている。


 

「おかみさん、元、学校の先生か……?」

毎回、つぶやきながら店を後にする。

 

 

菊1.jpg

posted by 川上哲也 at 10:46| 東京 ☀| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しびれました。
なんだか長唄を聴いているような気分になりました。
Posted by ジプキン at 2011年12月01日 20:40
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