2011年06月23日

指定席?  横浜、日の出町

 

 指定席_02.jpg

 (写真をクリックすると大きくなります)

 

 

 

 

 

 

梅雨明けを思わせる強い日射し、

 

 

こんな時は、う、うなぎ?

 

ビ、ビール?と頭にうかび、この町でさがした。

 

このゴチャゴチャとした町の、こんなねっと

りとした暑さが暑さを倍増させる。

 

ウナギの旗がぐったり力なく下がった古い食堂。

 

扉が開けっ放しで「おいで」と呼んでいた。

 

 

 

長い大テーブルの中央部分の6席ほど空いた場所に陣取った。

 

入り口に近い、その席は他のテーブルが満席にちかいのにポッカリと空いていた席。

 

いつもは芋焼酎お湯割りからはじめるが、ひさしぶりにビール、うなぎ串焼きと連想、気分上々で注文。

 

出てきたビールは冷えすぎて、ニガミも味もない。

 

ただ、ただ冷たいだけ。

 

冷蔵庫に入れっぱなしはやめなよ!、本当に! 

 

一口めから失敗だ。

 

 

 

30分くらいたっただろうか…

 

客は増えるが、誰もこちらの空いた席に座らない。

 

しばらくして、骨張ったからだに、鋭い目つきの60代の男が、私のはす向かいに一直線にきて座った。

 

つまみを注文する言葉づかいは丁寧だが、視線が落ち着かない。

 

ほどなくして50代の男が大きなショルダーバックを胸に抱き、私のとなりに着席。

 

この男たちの指定席だったのだろうか?

 

 

60代の男が、金の支払いと仕事が延びた話を、相変わらず周囲を気にしつつ切り出した。

 

ショルダーバックの男は

「自分は、入金日がはっきりしていれば大丈夫です、かみさんも働いていますし」

 

なんとなく気分よく飲のめる感じではなく、河岸を変えるか?なんて思っていると、

 

ショルダーバックの男が、うつむきかげで、

「自分は#$&さんを、ヤクザとして尊敬していないです。押し入れの上が、金で閉まらなくても!。

 

#$&さんには、小遣いや、タバコなんかを貰ったりしますが、いや、ありがたいですが」

 

このあと、ショルダーバックの男は「やくざも給料制にしてほしいです」と改革案。

 

ショルダーバックの男は、どうやらヤクザ一年生らしい。

50代からの修行の身、何があったのだろうか?

 

 

おもわず、芋焼酎のお湯割りを、もう一杯注文、ちょっと付き合うか。

 

ショルダーバックの男は、これから夜勤ガードマンのバイトらしい。

 

550円のトンカツ定食を兄貴分が注文、「おしんこと、煮物を付けてやってくれ」

 

兄貴分は「金はやれないけど、悪いな」

 

なんでも下っ端はたいへんだ!

 

ちょっとさみしいが、微笑ましい義兄弟。

 

 

 

 

ふき_0017.jpg

posted by 川上哲也 at 09:00| 東京 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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